ゴールデンゾーンとは?
ゴールデンゾーンとは、売り場に設けられた商品群ごとの配置領域のうち、最も顧客の目に留まりやすく、手に触れやすい領域のことです。一般的には床上から60-160cmの範囲とされていますが、売り場が対象としている顧客の性別や年齢によってゴールデンゾーンは異なります。
スーパーやコンビニエンスストアなどでは、買い物客が商品を選択し、購入するまでの時間が短いため、一番目に付くゴールデンゾーンにどの商品を配置するかは売り上げに大きく影響します。ゴールデンゾーンに配置したある商品が、配置する前に比べて45%も売り上げが伸びた例もあり、利益率の高い商品をゴールデンゾーンに並べることが収益拡大へとつながります。
商品ごとの配置領域を区画することをゾーニングといい、ゾーニングにはバーチカル(垂直)陳列とホリゾンタル(水平)陳列があります。バーチカル陳列には、どの商品群もゴールデンゾーンに入るため、買い物客の目に入る機会が均等されつというメリットがあり、ホリゾンタル陳列には、ゴールデンゾーンに入る商品群が特定されるため、売りたい商品や売り場の印象を強められるというメリットがあります。
ゴールデンゾーンよりも上の部分は、量感の補足のため密度の高い陳列が行われたり、ストック品を陳列させたりし、ゴールデンゾーンよりも下のラインはストックスペースとして、回転率の低い商品や補充在庫などが並べられるのが一般的です。
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