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ルートセールスの意味と積極的な営業活動の成功事例

ルートセールスとは?

 ルートセールス(Route Sales)とは、得意先にターゲットを絞った営業方法という意味です。メーカーや卸売り業者の営業担当者が、一定の地域で定められた順路に従って定期的に顧客を訪問して販売活動を行うことから「定時巡回販売」とも呼ばれます。

 ルートセールスの対象となる顧客は定期的にメーカーや卸売り業者に発注を行っている「お得意様」であり、ルートセールスは商品の配送や商品代金の回収も兼ねて行われます。配送とともに次の発注も受ける場合が多く、ルートセールスを行う営業担当者は「オーダーテイカー(注文を受ける人)とも呼ばれます。

飛び込み営業に比べて新規顧客の開拓などの負担が少ないため、最も初歩的な営業スタイルであるといえますが、顧客の都合を優先するため休みがなかなかとれなかったり、顧客との関係がこじれた場合の修正が難しかったり、顧客を選択することができなかったりなど営業担当者の心理的負担が大きいという問題もあります。

 商品の発注をインターネットや情報処理システムを通して電子データで行われることが多くなった現在は、得意先を1件ずつまわるルートセールスを非効率だと考え、廃止する企業も増えてきています。

 しかし、決まった営業担当者が定期的に訪問することで得意先との信頼関係が築けるというメリットもあり、ルートセールスという営業形態を維持しながらさらに効率性を求める方法が模索されています。

(605字) スポンサード リンク